えひめ愛顔の子ども芸術祭ひめっこアートフェスティバル2022

子どもたちが「森の(生命)いのち」をテーマに創作した作品を展示しています。期間/~2023年3月末まで

創作テーマ

「森の生命(いのち)」

えひめこどもの城の広大な敷地には「自然(山・森・池)」や、
子ども達の「愛顔(えがお)」があふれています。
作品は、森に棲む生きもの(虫・昆虫・動物・花・木・妖精)を
自由にイメージしています。


えひめ愛顔の子ども芸術祭は、こどもの城の豊かな自然と広大な敷地を活用し、
自然の中での創作や鑑賞等を通じて、一人ひとりの新たな個性や
可能性の発見を目指すとともに、子どもたちが芸術に
興味を持つことで情操を豊かにし、もって児童の健全育成に
資することを目的とし、本年度で5回目の開催となります。
平成28年度から平成30年度までは毎年開催をしており、
令和元年度からは、全国から幅広く募集するための
周知や作品制作に要する期間を考慮し、2年に1回の開催としました。
2022年は開催年度として広く大型作品募集を行い、
集まったデザイン画107点から1次審査を通過した5作品の
制作に取り組んでいただき、思い溢れるすばらしい作品が完成いたしました。
また、グループ作品は9点、一般作品は100点が、県内外の児童館や
小学生から集まり、多様な作品が園内をにぎやかに彩り見ごたえがあります。
ぜひ子どもたちの個性豊かな作品たちをじっくりとご鑑賞ください。

大型作品「知事賞」

タイトル:「虹のよだれ」

愛媛県立松山東高等学校 美術部
管 舞華・井出 希

作品紹介

全ての生命の幸せが溢れる、緑豊かで平和な森に住む生き物をテーマにしました。全ての動植物が愛顔になれる森を願う気持ちを込めています。よだれは、美味しいものを食べる時や、安心した時に出るものであることから、幸せの象徴だと考えました。また、そのよだれを虹色にすることで、夢と希望に満ち溢れている様子を表現しています。そして、1番のポイントは、笑顔です。この作品のパワフルで最幸な『愛顔』によって、このアートフェスティバルを、皆さんの笑顔が咲きほこる場にすることができれば、とてもうれしいです。

大型作品「砥部町長賞」

タイトル:「きのこのこ」

香川県立善通寺第一高等学校
黒田 ひより

作品紹介

「キノコだー!」「あっ、いもむしさんもいるよ!!」『きのこのこ』は、こどもがみつけた小さな発見を、同じ視点に立ち、発見の喜びを一緒に感じ合えるような作品を目指しました。生命の力強さを訴えるように、地面からうねり出てくる大きなキノコ。キノコと対話をするようにカラダを持ち上げるアゲハの幼虫。一見、関わりのないような2つの生命が、共存共栄している『きのこのこ』のメルヘンチックな世界に、ぜひ、入ってみてください。

大型作品「優秀賞」

タイトル:「森に捨てられた冷蔵庫のようかいさん」

愛媛県立三島高等学校 美術部

作品紹介

この作品は森に不法投棄された冷蔵庫が「なぜ自分はここにいるのだろう」と考えるうちに手足が生え、理由を求めて森をさまよっているという作品です。今回のテーマである「森の生命」からはほとんどの人が木々や動物をイメージすると思います。しかし、森の中には人間の手によって生み出されたモノや環境もあります。この冷蔵庫にも誰かに必要とされてがんばった日々があります。なぜ森にこんなものがあるのか考えるきっかけになればと思います。

タイトル:「モザイク・エヒメに暮らす」

大阪府立港南造形高等学校 陶芸部

作品紹介

土台になっている愛媛県の形は色とりどりの陶片で作られています。そこに住む未来の生き物達は一匹づつ手捻りの技法で生まれました。2XXX年愛媛を舞台に色とりどりな奇妙で愛くるしい動物達が平和な世界へと導きます!愛顔あふれる動物達と一緒に楽しい時間を過ごしましょう。ここからはじまる楽しい未来!!明るく平和な世界でありますように。

タイトル:「大きなお友だち」

長野県 エクセラン高等学校 美術科

作品紹介

私は、テーマの「森の生命」から思いついたことをキーワードで書き出していき最終的に「マイナスイオン」という作品テーマに決めました。私の「マイナスイオン」のイメージは大河のような静けさと緑が生命を優しく包み込むような自然の厳しさと優しさです。そのイメージから湿った、人の寄りつかない場所によく植生している苔を取り入れようと思いました。鳩の冬毛は胸元がとてもふわふわなのでそれを苔で表現しました。また、私がマイナスイオンをイメージする友達の柔らかな雰囲気も感じるような鳩の親子を作りました。

一般作品「知事賞」

タイトル:「森クラゲ」

小学校3年
奥村 太陽

作品紹介

これは海のゴミから作った森クラゲです。ぼくは夏休みにビーチクリーンをして、えひめ県のゴミについてしらべました。1番多かったゴミはプラスチックで、とくにペットボトルとかきのようしょく用のパイプが多かったです。クラゲのかざりはすべてプラスチックから作っています。森やじゅうたく地ですてられたゴミが大量に海まで流れてくることを知って、ゴミをすてないでほしいと思い作りました。ゴミも工夫すればゴミではなくなるので、少しでもゴミがへってほしいです。

一般作品「砥部町長賞」

タイトル:「佳悠和孝広~森の守り鹿~」

新潟県立こども自然王国 小学校5年
宮崎 悠之介

作品紹介

力強く出来ました。コロナかでも全国の人たちが元気になれれば良いなと思い、作りました。
足をたたせる所が難しかったです。ツノも鹿みたいにしました。

一般作品「優秀賞」

タイトル:「だんだん船!」

八幡浜市保内児童センター 小学校1年
森岡 太陽

作品紹介

森に船があってもいいじゃない!
船なのにだんだんと階段をつけたところ

タイトル:「ほたるのおどり」

喜多児童館 小学校5年
藤江 花連

作品紹介

暗い世の中をほたるの光でやさしくてらすように考えてえがきました。テーマは、ほたるで暗いやみの中を白いやわらかい色で仕上げました。画用紙が黒だったのでほたるの光が目立つので、色を考えたりマスキングテープや色画用紙をバランスよくはれました。夜の森を想像して色とりどりに仕上げました。森を想像すると気持ちが楽になったりして、森や自然が大好きなので、この作品を心をこめて工夫いっぱいにしました。

タイトル:「よるのにぎやかな森」

伊予くじら児童クラブ 小学校1~3年
伊予くじら児童クラブ

作品紹介

森にすむいろんな生きもの(虫・爬虫類・鳥・妖精など)たちが、家族のように仲良く暮らしている夜の森を表現しました。紙のかわりに石を使って昆虫などをかいてみました。石がでこぼことしているのでとても書きにくく、虫を表現するのが難しかったです。果実をすり鉢ですりつぶし、実の色を使って花紙を染め、妖精のすむ花を作りました。(果実…ブラックベリー)廃材などを利用して昆虫を作りました。虫の足が何本あるかわからないことがたくさんあったので、虫の図鑑を見ながら昆虫などを完成させました。

作品募集(受付終了)

創作テーマ『森の生命(いのち)』から自由にイメージする大型作品、一般作品、グループ作品の募集を行いました。

鑑賞活動

ファシリテーターの育成

「対話型鑑賞ファシリテーション講座INえひめ」

対話型鑑賞の基本から、実際のファシリテーション技術までを学び、こどもの城等において、児童・生徒を対象に対話型鑑賞を実施できる実践者となるファシリテーターの育成講座を実施しました。

日 程:

令和3年度①9月7日(火)、②9月21日(火)、③10月5日(火)、④10月19日(火)、⑤11月2日(火)、⑥11月16日(火)、⑦12月7日(火)、⑧12月14日(火)、⑨12月21日(火)、⑩3月1日(火)(全10回)
令和4年度①6月14日(火)、②6月28日(火)、③7月12日(火)、④7月26日(火)、⑤9月13日(火)、⑥9月27日(火)、⑦10月11日(火)、⑧11月1日(火)、⑨11月8日(火)、⑩11月22日(火)(全10回)

場 所:

オンライン・えひめこどもの城

対象者:

児童館・児童クラブ職員など

講 師:

京都芸術大学アート・コミュニケーション研究センター 研究員 春日美由紀

対話型鑑賞等の実施 

参加者同士が対話をしながら作品を鑑賞し、お互いの意見を聴き、自分の考えを話すことで、鑑賞力はもちろん、観察力、論理的・創造的思考力、コミュニケーション能力など総合的な力を育む『対話型鑑賞』や、子どもたちが様々なことを感じ、他者と体験を共有することを通じて、表現する力や創造力を育むドラムサークルなどを実施しました。

●えひめこどもの城 対話型鑑賞開催

日 程:

令和3年①11月23日(火・祝)10時30分~16時00分、②11月28日(日)10時30分~16時00分

場 所:

えひめこどもの城・とべ動物園

講 師:

鑑賞ナビゲーター 大黒真子

●サテライト開催

○ドラムサークル

いろんな打楽器を感じるままに打ち鳴らし、自ら考えたリズムで自分を表現し、即興でリズムアンサンブルを創り上げていくプログラムを実施しました。

日 程:

令和3年12月5日(日)10時30分~12時00分

場 所:

清満公民館ホール(宇和島市)

講 師:

VMCグローバルジャパン・ドラムサークルファシリテーター研修所  TOMTOM(横田友子)

○自然のなかへでかけよう

自然を楽しみ、自然と遊び、自然から学ぶ。さまざまな感覚で自然を感じ、心と体で直接自然を体験することによって、五感を磨くプログラムを実施しました。

日 程:

令和3年12月11日(土)10時00分~12時00分

場 所:

朝倉緑のふるさと公園(今治市)

講 師:

昆虫マスター 武智 礼央、えひめエコ・ハウス 今井 朋子

○対話型鑑賞

日 程:

令和3年12月11日(土)10時30分~12時00分

場 所:

宇和児童館(西予市)

講 師:

鑑賞ナビゲーター 大黒真子

○対話型鑑賞

日 程:

令和3年12月18日(土)14時00分~15時30分

場 所:

よしいのこども館(東温市)

講 師:

鑑賞ナビゲーター 大黒真子

○対話型鑑賞

日 程:

令和4年7月22日(金)10時30分~12時00分

場 所:

野村児童館(西予市)

講 師:

鑑賞ナビゲーター 大黒真子

○対話型鑑賞

日 程:

令和4年8月5日(金)10時30分~12時00分

場 所:

西条西部児童館(西条市)

講 師:

鑑賞ナビゲーター 大黒真子

○対話型鑑賞

日 程:

令和4年8月24日(水)10時30分~12時00分

場 所:

朝倉児童館(今治市)

講 師:

鑑賞ナビゲーター 大黒真子

○対話型鑑賞

日 程:

令和4年10月29日(土)10時30分~12時00分

場 所:

コスモス館(西予市)

講 師:

鑑賞ナビゲーター 大黒真子